2020年まで 紙とWEBが融合した工務店集客(2)

工務店集客

工務店に最適な無料集客施策の補足情報

前回に続き、ここではブログ、Facebook以外の無料でできる集客手法をお話しします。

Ⅰ. SEO

(1)SEOとは

Search Engine Optimizationの頭文字を取ったもので、直訳すると、検索エンジン最適化となります。

ネットで何か調べものをする時、GoogleやYahoo!などで検索します。
新築を検討している人が○○市にある工務店で木の家を建てたい、と考えたらどのようなワードで検索するか考えてみましょう。
「○○市 工務店 木の家」というような感じではないでしょうか。

ほとんどの人は、検索結果の上位のサイトから見ていきます。
ですので、検索されるであろうキーワードを知り、上位表示されるようにサイトを最適化する必要があります。
この最適化をSEOと呼びます。

(2)ルール違反の代償

SEOはだいぶ浸透しているため、重要性は既にご存知でしょう。
しかし、意外と知られていないのが、ルール違反に対するペナルティー。

SEOにはルールがあり、「こうすると最適化できますよ」というものと併せて、「これを行ったらアウトですよ」という線引きがあります。
検索順位を下げられる、検索結果に反映されない、といった厳しいペナルティーを受けることがあるので、注意しなければなりません。

(3)正しく、簡単な設定を今すぐ行う

SEOの基本は「必要なことを適切に行う」です。 あまり知られていませんが、Googleでは最新のSEOの教科書を無償で提供しています。

検索エンジン最適化スターターガイド
https://static.googleusercontent.com/media/www.google.co.jp/ja/jp/webmasters/docs/search-engine-optimization-starter-guide-ja.pdf

このままコピーし、ブラウザのURL入力欄に貼り付けてください。
もしくは、「Google検索エンジン最適化スターターガイド」と検索すると、PDFのリンク先が表示されます。

このスターターガイド(2016年9月現在)の中の、SEOの基礎の項目だけ把握すればいいです。
ちなみに制作会社と打ち合わせをする際、「この人、知ってるな」と思わせることで、相手は適当なことを言えなくなります(笑)。
有意義な打ち合わせができるよう、理論武装するつもりで目を通しておくといいでしょう。

Ⅱ.  MEO

(1)MEOとは

MAP Engine Optimizationの頭文字を取ったもので、地図上に上位表示をするための最適化施策のことを指します。

(2)なぜMEOなのか?

住宅会社など地域に密着している業種の場合、地域名は検索キーワードの中にかなりの確 率で入るからです。
例)「浜松市 工務店」「住宅会社 浜松市」
このように検索ワードに地域名が入る場合、次のように地図が表示されることが殆どです。

MEO

ご覧の通り、パソコンでは右側に登録ポイントが表示されています。
スマホの場合、もっと大きな違いが表れます。 次の図を見てください。

2020年まで 紙とWEBが融合した工務店集客(2) 1 工務店集客コンサルタントの中村太郎

ご覧の通り、パソコンでは右側に登録ポイントが表示されています。
スマホの場合、もっと大きな違いが表れます。 次の図を見てください。


最上位に位置し、灰色に塗りつぶしているのが広告スペース。
その次に出てくるのが、地図です。
自然検索はその後となります。
つまり、SEOよりも優先されているのです。

そして、地図上で上位表示されている順に、会社名が出ます。

スマホの場合、構造上、上から下へ向かって読み進めて行くので、スクロールせず目に入る上部に表示させたいところ。

MEOとは、この一等地に表示させる手法のことです。
また、Googleマップ上、閲覧時の場所が近いところが優先的に表示されるという特徴があります。

(3)正しく、簡単な設定を今すぐ行う

それでは具体的なまずはGoogleが好むよう、Googleマイビジネスにきっちり登録します。
登録自体は非常に簡単ですし、特に費用は発生しませんので 画面の手順に沿って進めていきましょう。

(4)MEOの注意点

他社と較べ有利な展開ができるよう、下記の点をご注意ください。

・基本情報はサイトに掲載しているものと全く同じ表記にしてください。
(サイテーションを一致)

例) 『●●町3-2-1』を『●●町3丁目2-1』としてしまうと、別会社と認識される恐れがあります。
基本情報だけではなく、写真や動画を投稿するなどし、ページをどんどん盛り上げていってください。
記載情報が多いほどポイントが高くなります。

Ⅲ. 無料集客で役立つ
その他ポータルサイト

また、せっかくなので、店舗集客をする際、セオリーとなる各ポータルサイトをご紹介します。
各サイトをご確認後、趣旨に合うところを選んで登録しておくといいでしょう。

おすすめ:

・ロケタッチ: http://tou.ch/
・エキテン: http://www.ekiten.jp/
・お店のミカタ: http://omisenomikata.jp
・Lococom: http://shop.lococom.jp/shopmanagement/
・30min: http://30min.jp/entry/
・サーチズ: http://www.searchies.jp
・ビズコミ: http://www.biz-comi.net
・いい店・良い店タウン情報: http://1137.jp/service
・ちょいちょいさーち: http://www.choi2.jp/other/about2
・タウンノート: http://townnote.net/regist.html
・電話帳ナビ:http://www.telnavi.jp

※2014年5月時点のものです ※登録は御自身の判断と責任の上で行ってください

Ⅳ.  YouTube

なぜYouTubeなのか?

最近は、通常の検索エンジンではなく、YouTubeの検索窓に入力し、探しているものが動画でないかを調べる人が少なくないようです。

YouTubeの一番の魅力は、何といっても「分りやすさ」。
施工例に並ぶ画像を見ながら技術の紹介を受けるよりも、実際に現場で説明しているところをビデオに録っておいて動画で確認した方が早いし分りやすいです。

そして、車や電車等での移動中であっても、スマホやタブレットで視聴できるという手軽さも現代人にマッチしています。


住宅会社の場合、社長やスタッフ、会社の紹介を動画にし、人となりを伝えます。
雰囲気が分らないというのは、ユーザーからしてみれば、すごく不安なこと。
直接会う前にわかる。
この安心感をユーザーは求めています。

私が不動産会社のネット広告の運用代行をした時の話です。
建売住宅の販売で、動画の内容は住宅内部の映像と解説。
「リビングは○畳で床暖房付き」といったものです。

広告文に「動画情報が見られます」という意味合いの文言を入れてみると、動画無しで広告を出していた頃よりも格段にアクセスは増え、そこから来たユーザーのお問い合わせ率は非常に高い、というデータが取れました。

現地に行かなくても細部が分かる、感じがつかめる、周囲の様子が分かる、そして、対応してくれるスタッフがきちんとした人だと分かって安心できる。
事前に不安要素を取り除けたことが、お問い合わせにつながったかたちです。


また同時に、動画を提供する側にとっても、「伝えやすい」というメリットがあるのです。
動画の優れた点はまだあります。
YouTubeは、SEOにとても強い影響を与えるのです。
運営会社が検索エンジンの根幹を握っているGoogle社ということもあり、検索に対して親和性が高いといわれています。

実際に「住宅見学会 動画」と検索してみましょう。
すでに動画を活用している会社がたくさんあることに気付きます。
重要性を知っている人は、すでに行っているのです。

動画撮影はスマホでも簡単にできます。
しかも、撮ったらその場ですぐにYouTubeへアップロードすることもできますので是非チャレンジしてみてください。


タイトル・説明の箇所は、SEOを意識し、キーワードとなるような単語を入れます。
このとき、大事なポイントがあります。
それは説明文の最初の3行以内にURLを書いておくこと。
YouTubeは最初の3行しか表示されません。

動画を見つけたユーザーは、あなたの動画に興味を持ったらHPへのリンクを探します。
ここでリンクを見つけられなかったら、離脱されます。
わざわざ検索してHPまで来てくれる人は少ないです。
せっかくの見込み客がいるのだから、迷わせることなくスムーズに誘導しましょう。

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